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根も葉もある嘘八百

一日一エンタメ

からっぽダンスの話

ここのところ漫画が楽しい。アイドルものの漫画を見つけてはむさぼり読んでいる。

今日はまったのは「からっぽダンス」。ラブストーリーだ。

主人公は美人だけどぶっきらぼうで不器用なOL、翠。彼女には密かな趣味がある。それは男子アイドルのファン。翠にラーメン屋で一目ぼれしてしまうのが警察官の久我君。彼もまた容姿は優れているのだが、素直すぎるゆえにストーカー体質で周囲からもキワモノ扱いされている。

物語は二人の恋愛が軸になっているのだけど、少女漫画と思って読むと全く違う。2人の関係性はまさに破れ鍋に綴蓋、といえるような、不器用でぎこちないけれど、それぞれの欠点も受け入れ補いあえていく愛おしいものだ。もうね、久我君がともかくかわいい。翠の推しのコンサートにも、ミュージカルにもついていくし、いたって真剣に翠が追いかけているアイドルとも向き合う。時に張り合ってみたり、時に嫉妬してみたり…。例えば、翠にコンサートに連れられた後、「また行ってもいい」とつぶやく久我君に翠は喜ぶのだけど、久我君は後になってそのチケットが非常に入手困難だと知り、「軽い気持ちでまた行ってもいいなんて言って申し訳なかった。自分もファンクラブに入る!そしたらチケットが取りやすくなるだろう?」と聞くシーン。翠じゃなくても唖然とするし、でもこんなまっすぐすぎる人絶対好きになる。結局ファンクラブに入ってくれる久我君なのだけど、好きなメンバーにちゃんと理由をつけて選んでいる所とか、ジェラシーもあって翠の推しメンにはしないところもかわいい。そんなあなたを推す。

 

ちなみにアイドル物と言えばホタルノヒカリSPのB-LEY≒K○T-TUN、ドルメンXの力士の貴公子≒テ○スの王子様のように何のどんなパロディかも見どころだと思うのだけど、翠の推すアイドル、B.L.T.のナオヤのミュージカルに申し込むのには郵便局の振込用紙が必要で、当選確認は電話です。んなアナログシステムの事務所世の中に一つしかないやろっっ!

B.L.T.の詳細は、まだメインメンバーのナオヤが謎のミュージカルをやること、チョコ?の巨大広告が駅中に飾られていること、リーダーは手足が長くダンスがうまいこと、くらいしか明らかになっていないのだけどこれからもっと世界が広がるか楽しみ。あとは、チケットはかなり取りづらくてファンクラブに入っていても取れないとか、親戚に名義を借りまくるとかも書かれてますね。

これ実写化してほしいなぁ。久我君は15年前の長瀬智也がぴったりなのだけど。今なら誰だろうか。今夜はそれを考えながら寝よう。

その中で思うのは、劇中劇のクオリティの高さだ。パロディとか抜きにして、ドルメンXの劇中劇「力士の貴公子」はマジで見たいと思ったけれど、「からっぽダンス」の劇中劇も相当よくできてる。なんていうか、ツボをわかっている…。この劇を後輩に説明する久我君もめっちゃかわいい。このシーンの面白さはアイドル好きなら絶対わかる。私は読みながら一人部屋で声出して笑った。

脇のキャラクターもみんな欠点と愛すべきポイントだらけで、人間味のあるところもいい。アイドル好きじゃなくても楽しめる作品だと思います。

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