根も葉もある嘘八百

光れ 光れ その先に何があっても

なんだっていい

は昔、アイドルが好きな自分を恥ずかしがっていました。すきですきで仕方ないけれど、どこか照れ臭いような、人に言うのは憚られるような、それでいて同胞を見つけたくてそわそわしていて、今思い返すと格好悪かった。恥ずかしいことを恥ずかしそうにやるのがどんなに恥ずかしいか、少年ハリウッドの1話でも言っていましたね。

最近は、あまりそういったことを考えなくなった。むしろ、好きなアイドルのグッズも、映像も、見せびらかすとまでは言わないけど自然と人の目にはいるように振る舞うようになった。こんな素敵な人がいるんだよ、私はこんな世界に夢中なんだよ、それを広く伝えたいと思うようになった。
代わりに、グッズを持っているときは席を譲ったり、背筋伸ばしてたったりしてるんです。バカみたいかもしれないけど、好きな人に誇れる自分でいたくて。
私なんでこんなにアイドルが好きなんだろう。伸ばして伸ばして、その手は届くことはないし、手が届いてほしいなんて思ってないけど、でも手を伸ばし続けたいし、手が届くかもしれないって可能性を弄び続けたい。
とんだわがままなのに、それを楽しむように一緒に作り上げてくれる人たちがいるから、やっぱりありがとうって、でもごめんねっておもい続ける。ごめんねなんて言いたくないのに、きっと言って欲しくもないだろうに。
そういうすべてをはねのけて笑って立ち続けられる人は、素敵で大好きで、愛し続けることでしか何も還せないけど、きっとそれでいいって、それがいいって、勝手に今日も思って見ている。