根も葉もある嘘八百

光れ 光れ その先に何があっても

いい、より好き、がいい

好きなものには好きって言いたい。

私の今年の目標はキャーっていう事だった。

キャーって上手に言えないことが自分のコンプレックスだった。それは今も変わらない。

いいものがずっとあるわけじゃない。大事なものはすぐそばにあり続けるわけじゃない。手を伸ばす先がなくなることも、手を伸ばしても届かなくなることも、いつ起こるかわからない。

大事なものがあるときは、大事だって言わないと。

好きとかキャーって言っている人が好きだ。ファンサをする人もされる人も好き。昨日は「買ってほしいって目をしてるから…」ってチャリTシャツ買いこもうとしてるお姉さんを見た。携帯の待ち受けが聡ちゃんで、うんうん、って心でうなずいてしまった。こないだウォルトディズニーアーカイブス展にいったら、「画集買ったんだけど、まだもったいなくて読んでないんだ。お休みの日にゆっくり読むの。」と幸せそうに話す彼女がいた。彼氏がうんうんってうなずいているのも素敵だった。

何かを好きな人が好きだ。好きって感情がいっぱい空に舞って、全部綺麗に虹になったらいいのになって思う。好きは空に投げれば届く。心に秘めてても届く。その全部が美しい。

客観的ないいよね、より主観的な好きだよ、の方がずっとパワーを持つ。だからこそ私は怖い。直接人に投げるのも、人から言われるのも。なくなってしまったら?届かなくなってしまったら?もっと欲しいと思ってしまったら?

でもそんな身勝手でむき出しの感情だからこそ、「好き」は人の心を動かすのだと思う。

私が目標を平成のうちに達成できるかはわからない。でもできることが一個ずつ増えて、少しでも変われたら、そんな気持ちは今日も捨てたくない。