根も葉もある嘘八百

光れ 光れ その先に何があっても

あの世界とこの世界と唾をはく外国人

本当に突然ですがキンプラアメリカへコウジを訪ねたヒロさまのお話をします。

速水ヒロにアメリカで唾をはく外国人いるじゃないですか。あいつ許せないよねって話に友達となったんですけど。許せない以上になにも言えなくて息とまっちゃうなと思って。

だって彼からしたらふらふらあるいてる眼鏡のにーちゃんなんですよ、あの方法がマナーとしてどうかは置いといてなにぼさっと歩いてんだよと言いたくなるくらいには頼りない。

あの世界で唾をはかれる速水ヒロをみたら、怒ると言うより胸を痛めることしかできない。あの世界では不確かな目情が出るくらいで、審議も唾をはいた男の顔も絶対わからないんだけど。

ちなみに、あのアメリカ人を抹殺できるとしたら、速水ヒロが憔悴失踪してることをいち早く知りひそかに追っ手を派遣し、全米デビューしたときにも遠くから情報収集だけは欠かさない法月仁だ。あの世界で全米デビューした速水ヒロが、あの唾をはいた外国人を無限ハグすることでこの問題は解決するけど、そのときカタルシスを感じられるのは法月仁しかいない。

速水ヒロはあのとき、唾をはいた人の顔は覚えていても観客になったアメリカ人の顔を認識しないし、アメリカ人はよもやたまたまふらついてた眼鏡のにーちゃんがあの地球を染め上げた、速水ヒロだなんて思いもしないだろう。

そして法月仁は速水ヒロが王になって眼鏡かけたってアメリカの街をゆうゆうと歩けないくらいになったとして、そのことを表に出して喜ぶことは決してない。

結局今日もこの世界の黄薔薇として速水ヒロの幸せを願うことしかできない。